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スーツと靴の関係
2003.11.18 東京店:荒井 執筆
「真面目であることは、当たり前。精神論だけではなく、知識、教養を蓄え、気品・品位を備えるようにしなくては『一流』とは言えない。」
ETHOS CLUBの小松氏は、このフレーズを何度も我々に繰り返します。

「気品」「品位」といわれても今の私には一朝一夕で判りそうのない事ですが、まずは知識だけでもとファッションを語る指南書をいろいろと読んでみました。
ちょっと大袈裟かもしれませんが紳士の服装術などを開いてみると・・・

「正統」とは、泡のように流行っては消えゆくファッションの歴史を乗り越えたスタイル。
加えて着る人の個性が上手く調和されていることを「一流」というようです。

冒頭より難しい話になってしまいましたが、今回は当社スタッフに協力してもらいTPOにあった靴とスーツの合わせ方について考えてみました。
TPOに応じたスーツと靴の関係

よく「TPO」と言う言葉を耳にしますが、TPOとはご存じの通りTime(時)Place(場所)Occation(場合)の略で、簡単に言うとその場にふさわしいと言う意です。
確かにこのTPOというのは靴にとってもスーツにとっても大切な要素ですね。
スーツに運動靴ではあまりに変ですし。。。

さて、それではこのTPOについてまずはSHOPMASTERに協力いただき、いくつかの例を出したいと思います。

<黒のストレートチップには・・・ >
SHOPMASTERは当社の代表を兼ねている関係からやはりファッションについてはお洒落な側面とフォーマルな側面を兼ね備えなければならないと考えているようです。
例えば、お客さま以外の社外の人に会う場合(諸々の会合、対銀行折衝、対弁護士・税理士etcなどとの面会を想像するのが良いと思います。)そんなスケジュールがはっきり分かっている時は決まって『黒のストレートチップ』。

決してコレでなくてはいけないということはありませんが、礼を失せずきちんとした着こなしをするためには合わせやすいとのことです。
いかがでしょうか、画像は全体を優先しているためストレートチップの靴が目立ちませんが、目立たないということはその場にマッチしているといることです。

ちなみに小物は・・・?
折角ですのでこんな時にマッチするビジネス小物をSHOPMASTERの私物からちょっとだけご案内。
時計>>> モーリスラクロワ(ヴィーナス188)
ちょっとだけ外したいときは文字盤:黒、ベルトをブラウンにした時計(Hours of Love 1/69)
黒革ベルト、(お馴染み!)名刺入れ
ネクタイ>>> SHIPS(SHOPMSTER的にはPower Tieだそうで、前職同僚からの退職時プレゼント)

ダークブラウンのモンクストラップには・・・
TPOを考えるときフォーマルの反対に位置するのがカジュアル
とは言っても、ビジネスの場でカジュアルというのは変ですから反対位置には『リラックス』を挙げると、こういった時SHOPMASTERはダークブラウンのモンクストラップを使います。
何故これが良いかというと、本人の弁では
30代にもなるとスーツに遊び心が欲しい  茶系スーツが増える  茶靴が必要
...との論理なのだそうですが、その中でもエトスのモンクストラップは茶靴にありがちな『遊びすぎ感』がなく、スタイリッシュで気品があるからこれを愛用しているとのこと。

どうでしょうか、画像のスーツは数年前に当社で取り扱ったロロピアーナ(Four Seasons)の茶のグレンチェックですが見事にマッチしていてエレガントです。 (上司だからお世辞って訳ではありません。(汗(^^;)

ちなみに小物は・・・?
今日はフォーマルなことはあまりなく、「少しリラックスして今日は原稿でも書くか〜」とか「今日はお客さまが来られるからお洒落しなくちゃ。」という時はこんなビジネスアイテムを使います。
モンクストラップ以外でも十分似合うので他の靴も出してみました!
時計>>> 文字盤がピンクの時計(結構イイ物らしい...)
茶革ベルト、名刺入れ、タイピンはゴールド系
ネクタイ>>> 茶系のネクタイ(スーツがチェックの時はシンプルに...)
ところで・・・
本稿は靴サイト用なのですが、スーツのことも補足いたしますが、実はこのSHOPMASTERのスーツ、ボトムに微妙なサイズ的こだわりがありまして。。。
濃紺ストライプ(ストレートチップ靴)では標準的な太さ
一方、茶のチェック柄(モンクストラップ靴)ではやや細身のパンツ。

画像の足下を横から見ると一目瞭然です。
これはブラウンの靴・スーツはとてもイタリア色が強いため、ソフトでエレガントなイメージを浸けようとほんの1センチぐらいですがパンツを細くしているのです。
こんな所も絡み合って良いコーディネートというのは出来るのです。

ごくごく普通に茶靴を・・・
よく職場の上司が。。。ということで『革靴は黒しか履かない』という方がいらっしゃいますが、色々と話を伺うとどうやら事情は違うようで、本当はご本人が茶靴とスーツの合わせ方に自信がない方が殆どのようです。

そこで私が普段使いにしているブラウンのモンクストラップとごくごく一般的なグレーのスーツに合わせてみました。
いかがですか、ネクタイにちょっとブラウン(赤系)を差し込めば全然イケますね。
簡単ですから皆さんも試してみてください。

ちょっと変わったところでは・・・
一方右の画像で私の同僚、北君が履いている靴とスーツをご覧下さい。
色合わせの王道(=同系色を集める)という観点からは靴がブラウンなのに対し、スーツ・ネクタイとも紺(ブルー系)画像にはない場所ですがベルト等も黒で、セオリーからいくとちょっと変です。

でも、よく見ると違和感がありません。これは何故でしょうか?

>>> これがよくいう『外しのテク』です。

つまり、北君のブラウン(モンクストラップ)が誰よりも磨かれているからこそなのですが、スーツとネクタイをあえて同系色に、その他の小物も黒と目立たない物にすることで磨かれている靴を強調しているのです。
ですから、画像で私と北君は全く同じ靴を履いているにもかかわらず画像で見ても判るとおり彼の方がピカピカしているんですね。これが彼なりのファッションなのです。

★☆★ ちょっと一言・・・ブラウンシューズお国事情 ★☆★
今でこそ、ビジネスの場におけるブラウン系の靴は以前ほどはタブー視されなくなっていますが、かつてはお国柄(民族・歴史・文化)によっても違った考えがありました。

例えば、ブラウンの靴とネイビー(紺)スーツの組み合わせですが・・・
英国ロンドンでは、この組み合わせは非常に趣味が悪いと忌み嫌われております。
 何故でしょうか?
これは伝統を重んじる英国では夕方6時までは黒の靴しか履かなかないというのが文化だったんです。だからなんでしょうね。
一方、海を渡った米国ボストンでは、光沢の良いものは一向に構わないとのことで若干相違がありますね。
そして、今度は正反対にイタリアでは、伊達男は「アズーロ(空と海の青)・エ・マローネ(栗の茶)」と逆に「粋」を感じているそうです。
この辺はまさしく文化の違い、価値観の違いです。

■ところで・・・■
仲良く揃って同じブラウンのモンクストラップを履いている北君と私荒井ですが、北君の靴の様子が最近少し変です・・・

私の靴も決して磨いていないわけではないのですが、靴を磨くのが趣味という北君
前項の説明の通りピカピカなのには訳があるようです。
・・・一体何を企んでいるのでしょうか?!
来月、北君から詳しいレポートがあるようですので、乞うご期待ください!