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エトスクラブの靴の反響は?
2003.12.30 東京店:荒井 執筆
多くの方にエトスクラブの靴をご紹介したい!とHP開設準備を始めてから早いもので半年が経ちました。
どんな反応があるかな?評判が悪かったらどうしよう?.....という心配もありましたが過ぎてみればHP開設初日の2000件を超えるサイトビュー、お寄せいただいた反響の大きさなど我々の想像を超えたものになりました。

また靴にあまり関心のなかった方にとっても、エトスクラブの靴が一体どんな評判を受けているのか?気になっている人は多いのではないでしょうか。
そこで、今回はお寄せいただいたご感想などと共に、エトスクラブの靴のこだわりを改めてご案内いたしたいと思います。
それでは早速お客さまの声をご紹介します。

愛知県在住のKさんより頂いたメール
03.12.07
 件名:有り難うございます。
(前略)
エトスクラブの靴大変気に入っています。
とても軽く、柔らかいので長時間履いても圧迫感が少なく疲れません、ビジネスマンには心強い味方です。
デザイン、履き心地なかなかピッタリくるものが少ないのですが、エトスクラブのファンになりそうです。
裏革は軽いですが滑り易いので、耐久性も考慮してトゥの部分にストッパー(薄ソール)を付けるつもりです。
また、東京へ出張の節には寄らせていただきます。 愛知県 K

★☆★ 靴担当荒井より一言・・・木型について ★☆★
お気に召して頂けて光栄です。 ところで『疲れない靴』とはどんなものでしょうか?
素材が「軽い」から?それとも「柔らかい素材」だから? いえいえ違います。 「疲れない靴」、それは靴の「木型」が履く人の足型に合っている靴です。 そしてこの木型はそっくりそのまま靴の外観=デザインにも反映されて、カッコイイ靴か否かもそこで決まってしまいます。
この辺りは、言葉では説明するのは難しいですので「履きやすい」かどうか、「カッコイイか悪い」か、皆さんには是非ご自身の感覚で真偽のほどを確かめて欲しいのですが、ご参考までにエトスクラブの靴を試着された方の一般的なご感想はのような感じです。(決してセールスとして書いているつもりはありません。)
「引き締まっていて、すっきりしたプロポーションだ」
足が細く小さく見える」「気品、色気がある
「木型については靴屋としてのセンスの問題だ。」日本人の足を知り尽くしたエトスクラブの小松氏ならではの言葉です。
この辺がエトスクラブの、いえ、小松氏の究極的な実力の源なのかも知れません。

★☆★ 靴担当荒井より一言・・・エトスのこだわり ★☆★
画像の革底のコバ(端)の部分をご覧下さい。お持ちの靴と比較していかがでしょうか?
エトスの靴はコバの張り出しが狭くなっているように思えませんか?
これは狭い中でもキチンとした仕事ができる職人の高い技術があるから故なのです。

職人技術といえば、革に木型を覚えさせる「吊り込み」という工程も重要です。
一日2〜3足しか生産出来ないエトスクラブの靴工房ではこの作業において手を抜くことを良しとしません。
手で釣り込んだ革を、革に木型をしっかりと覚え込ませる為に、何日もそのままに寝かしておきます
生産効率を重視する工場では、釣り込んでも木型をすぐに抜いてしまいます。
こういった靴はやはり履いていくうちにどうしても型が崩れやすくなってしまいます。


続きましては、上場企業の役員のNさんよりご感想をいただきました。
私のような庶民にはとても経験できないエピソードです・・・

一部上場企業役員のNさんからのメール
03.12.05
 件名:靴の評判いいですよ。
(前略)
先日、赤坂の料亭に行きました。
元総理の森さんや、亀井静香御用達の敷居の高い店です。
帰りがけに女将が、僕のモンクストラップを見て
『すごい靴ですねぇ。私達は良い靴を見慣れてるからわかりますけど、これは良い靴だわ!
と、びっくりしてましたよ。
下足番や芸者、仲居を集めて、女将の靴講釈が始まってしまいました。
ちなみに同席者の靴は、「タニノクリスティ」と「モレスキィ」でしたが、そちらには目もくれません。
28,000円の靴ですから、鼻が高いやら恥ずかしいやら、汗をかきました。
『旅館や料亭は客の靴を見る』とよく言いますが、本当なんですねぇ。N

Nさん、過分なお言葉有り難うございます。ところでちょっと解説しておきますと...
★☆★ 靴担当:荒井より一言・・・良い靴とは... ★☆★
一度は、料亭の女将さんに「良い靴ですね」なんて言われてみたいものですが(その前に行けるようにならなくちゃ!)皆さんにとっての「良い靴」とは一体どんなものでしょうか?
この問いにエトスクラブでは 『履き口が狭い』ことを1つの指標に挙げています。
「履き口が広い」靴は、靴が足の中でズルズルと前後左右に動いてしまい、歩きづらいものです。

一方「履き口が狭い」靴はヒモを締め上げるとしっかりと靴が足をホールドしますので、歩き易いのです。
脱ぎ履きの際は、必ず靴紐を結び直さなければならない面倒はありますが、その所作はエレガントな「身のこなし」にも映ります。
どうでしょうか?皆さんの靴は?(ちょっと生意気かな?) こういった所も実は良い靴の条件なのです。
ところで、後日談ですが
その後、料亭で誉められたというNさんのモンクストラップを実際に拝見する機会がありました。
それはお渡しした時以上に磨き込まれていて、さすがこれならタニノクリスティに引けを取らないや...と思いました。
スーツでも車でも普通はおろしたてが一番BESTの状態ですがこと靴に限ってはその後の扱い次第で文字通り「革が化けるのだな〜」と痛感しました!
Nさん、さすがです。

★☆★ 靴担当荒井より一言・・・革の豆知識 ★☆★
革の話になったところで、ここでは革についての基本的なことをご案内したいと思います。

ご紹介しておりますエトスクラブの靴は、キップ(生後6ヶ月〜2年ぐらいの牛の革)を使用しているのですが、靴の原料牛皮は牛の背中で2枚に分けた「半裁」単位で革は取り扱われています。
そしてその半裁一枚から3〜4足分の革(つまり一頭で6〜8足)を取るのですが、エトスクラブではその半裁単位の仕入れでも>牛の血統まで考慮に入れています。 そうしないと安定した品質の靴にならないからです。

そして、革の表面の「銀面」の向き(つるつる見える革にも実はベルベットと同じように向きがあります)に合わせて、一枚一枚丁寧に手裁断をしています。
革を隅々まで採ろうと欲張って、向きに逆らったり、効率を重視して革を重ねて機械裁断をするようなことはしません。
エトスクラブは、1つ1つの工程を大切にして靴を作っているのです。

最後はお客さま(Kさん)から頂いたご質問をご紹介しましょう。
こんなご質問も頂戴しました。
私は、靴を定期的にソール交換して長く履き続けるようにしているのですが、エトスクラブの靴はどちらでお直しをしているのでしょうか?
いつもグッドイヤー製法の靴を愛用しているというKさんは、1年〜1年半毎にソール交換をするとのこと。
それ故リペアーやアフターサービスについても気になるご様子。
エトスクラブでは、その靴を作った職人さんの工房に戻してソール交換をしています。
ソールは、履きこんでいく内に反り返ってしまうものですが、元の木型に入れてあげることで ほぼ新品の状態に戻すことができます。
ソールを換えると、皆さん見違えるように綺麗に張り替えられたソールと新品の履き心地に結構感動しますよ。

一般的な靴の修理屋さんでもソール交換は出来ますが、同じ木型を使わない(使えない)ため履き心地がどうしても変わってしまうことをKさんはご存じなのですね。

★☆★ 靴担当荒井より一言・・・足の型を覚える靴 ★☆★
身体の内で最も激しい動きに耐えながら、足の汗なども受け止め、時には風雨に晒されたりと酷使される靴。
くたびれたからといってはすぐに処分してしまうことなく、Kさんのように修理をすることで長く愛用して欲しいものですね。

ところが、このソール交換 靴好きの方にとってはむしろ一つの楽しみでもあるんです。
一体何故なんでしょうか?
その訳は、どうやら靴の内部構造に隠されているようです。
靴は、アウトソール(着地面の革)とインソール(足の裏が触る革)の間にクッション性の役割を持つ「コルク」を埋め込んで作られています。
そしてこのコルクは履き込んでいく内に、徐々に足の凹凸に対応していきます。 靴好きがよく「ソールが沈む」といいますがそれはこのことを指します。

そこでソール交換をすると、外見は新品に近い状態に戻りつつ、内部のコルクは交換しませんから慣れ親しんだ足の凹凸感の履き心地が得られると訳なのです。

以上
靴を取り扱いはじめ数ヶ月が経っただけですが、色んな方からご意見が出て参りました。
折角ですのでこれからもコラムのような形で色々とご紹介したいと思います。
皆さんもご自身のスーツと共に、靴もどうぞかわいがってあげてください。

★☆★ 半年を振り返って・・・ ★☆★
お陰様で、HPを開設してから、エトスクラブの靴に対しての多くのご評価、ご感想をいただました。誠に有り難うございます。
そして、我々にとっては、その関心度の高さにを驚かされた半年でもありました。

ご注文から完成まで1〜3ヶ月というエトスクラブの靴は1人の職人さんの手によって15年も変わらずに作られ続けております。
そしてそのほとんどはリピーターの方からのご注文で占められているとのこと。

私どももエトスクラブの靴をより多くの方にご紹介しファンになって頂きたいと意気込んでおります。
引き続きのご声援をよろしくお願い申し上げます。

また、エトスクラブの靴についてのご感想ご意見などもお待ち申し上げます。