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第2回新靴発表会!?
2004.9.7 東京店:北 執筆
長かった酷暑も少しは一段落したようですが未だ蒸し暑い日もあり、アテネオリンピックの熱い余韻も巷ではあるようです。(H16.09.01執筆)
暦では秋に入り、装うことが楽しいシーズンになります。
スーツだけでなく靴の色も秋の紅葉のようにブラウンやダークブラウン、ベージュ等多く見受けられるようになるのではと思っていますがどうでしょうか?
さて、そんな季節の移ろいと共にエトスクラブの話も今回で約1年経ちましたが日頃ご愛顧頂いているお客さまのお陰で無事?あっという間に!時が過ぎた気がします。

この場をお借りしてご贔屓頂いた沢山のお客さまにお礼申し上げます。 <(_ _)>

さて、
そんな記念すべき今回のお話は???
それは、時を遡ること半年前になります...半年前というと!そうです、新靴発表会です。

右の画像がその時の新企画案です。
あの時は、出し惜しみしてしまったのですが、ついに最後のデザインの受注態勢が整いましたので発表いたします。(次の話のネタがなくなり少し残念ですが....(T_T)

さて、
今回満を持して発表するのはホールカットと呼ばれるデザイン

ホールカットとは、ケーキで例えるならばホールカット=丸ごと全部という意味で、靴に当てはめると『まるまる革を使う』つまりは一枚革で靴を作るということになります。
こういった靴は、一枚革なので革を木型に合わせる為に平面の革から立体的な靴になるように考えてから手で革を裁断しなければなりません。
当然ながら数ミリ狂えば木型に合わないですし、万一間違えてしまった革は使い物になりませんよね。
... と言う事は、職人の腕と経験が物を言う、つまりは職人の腕が解る仕事なのです。

また、ホールカットは別名ワンピースと呼ばれ正に1つのピース(部分)で靴の形にしており、踵以外に繋ぎ目がなく、シルエットが洗練されていてとてもドレッシーです。
トゥ(靴先)にはメダリオン(左の画像)と呼ばれる小さい穴で模様を形作っているデザインがついています。
その他に違いはというと...靴が寄り添っている右の画像をどうぞご覧下さい。
左が今までの靴、右が今回のホールカットの靴です。
目を凝らしてみると微妙に右の靴の爪先=鼻先が長くなっております。
その差、3ミリです!

この微妙な爪先の長さは、ほんの些細な拘りかも知れません...
ですがこのデザインにはそんな少し長めのお鼻(ロングノーズ)がバランス的に合うのです。
その他、メダリオンがないプレーンなホールカットもありますが当社はこちらのメダリオン付きをオススメいたします。
(プレーンがどうしても欲しいという方は別途ご連絡ください。)
通常のご注文はメダリオン付きホールカットシューズになります。
値段は革をまるまる使うのと作業工程が難しく、手間暇が掛かる為申し訳ないのですが少し値段が上がります。
外国製にも同じデザインはありますが比べられても遜色ない程コストパフォーマンスは高いです。
機会があれば是非ご覧に実店舗にお越し下さい。
Model.9055
ホールカット

デザイン: ホールカット
マテリアル: キップ
ソール: 革底/ビブラムソール(ゴム底)>SAMPLE
カラー:
ブラック ダークブラウン ブラウン >SAMPLE
サイズ: 5 (23.5)〜8 1/2(27.0)
ワイズ: 英国サイズの1E+α
プライス: 通常税込価格/\34,650.-
見本靴使用時税込価格/\36,540.-
(送料全国一律税込 525円)
詳細解説
他モデル同様ホールカットも靴の履き口は、縦長で細い形になっています。
フィット感は同じ甲の部分の革が一枚であるモンクストラップに似ていますがモンクストラップがストラップで調節するのに対してストレートチップの様に紐靴でもあるので紐を締めると甲の部分がしっかりするのでよりフィット感が高まり、紐を締めることによりさらなる靴と足との一体感を得られます。

デザイン的にスッキリした印象のあるホールカットにはもちろんシングルソールがマッチします。
パンツの裾幅は細くして裾のデザインはシングル、ダブルでもOKですがいつもよりパンツの丈を気持ち短くするとよりホールカットの存在感が浮き立ちます。 雨の日であろうと外回りをしなければならないと言う営業職の方には、伊製ビブラム社のラバーソール仕様がお勧めです。(お好みで選べます。)

シンプルイズベストという響きが似合う、ミニマムで洗練されたデザイン。
靴もさることながら職人の技術の善し悪しが解るデザインでもあります。
革を靴の形になるよう立体的に裁断して木型につり込みます。
ヨーロッパの高級靴に見られるデザインですがこれは歴としたメイドインジャパンです。
一枚革で足を包み込み、モンクストラップのような履き心地と紐靴のフィット感を併せ持った靴です。
トゥにあしらったメダリオンと呼ばれる小穴の飾りが高級感を醸し出します。
日本製でこの面構えは圧巻です。

土踏まずの部分がグッと深く削り取られたデザインが特徴的です。
型作りにおいてもここまでシャープなシルエットを出せるののは、返してみれば、手作業の「つり込み」の技術があるからです。
靴底には、エトスクラブのポリシーを表す「Made in Edo」という文字が刻印されています。
また、このホールカットに限り踵と地面との接地面の化粧革がくさび形と呼ばれる形になっています。
こうすることによってヒールとソールの一体感が高まり、耐久性も上がります。

ホールカットでの唯一の縫い目と言えばここです。
半月上の切り替えは、脱いだり履いたりする際に踵の履き口において一番負荷の掛かる部分の縫い目が解けないように補強の意味があります。

紐を通す穴は、ブラインドアイレットと呼ばれる金属が付いています。
スムーズに紐を緩めたり絞ったりするには便利な上、耐久性としての意味があります。

半年前の新靴発表会でお披露目した最後のデザイン・ホールカットをご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
実店舗には見本靴もありますのでご来店の際には是非ご覧下さいね

振り返るとこの1年、叱咤激励を頂きながら走って参りましたが引き続き新たなチャレンジをしていきますので皆さまの暖かいご声援の程よろしくお願いいたします。