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別注:スェード靴はいかが?
2004.12.01 東京店:北 執筆
小春日和の日々も過ぎ去り日に日に冬の足音が近づきつつありますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

街ではクリスマスの飾りが出始めると共にスーツではフラノやハリスツィードなどの暖かみのある素材が多く見受けられるようになり季節感たっぷりですが、皆さんは靴で季節感を出すことはありますか?
えっ、足下はいつもと同じ?それでは少し寂しすぎます。×××...

そこでエトスクラブでは靴でも季節感を出すべく冬季限定の特別企画をする事にしました。
どんな企画かというと・・・それは >>> 寒〜い冬に少しでも暖かみを出せて、かつ冬物衣料にマッチしたこの時期ならではの スェード です。

実はこのスェード、サイト内で一度だけご紹介したことがあります。
それがお分かりの方がいらしたら余程のヨシムラ通。(^_^;)

そうです。以前、荒井さんの日記帳で白のスェード靴をご紹介いたしました。
その時と色は違えど、同じスェードです。

あの時は小松さんとスーツ談義をしている内にホワイトバックスの靴の話になり、荒井さんも勢いで作ってしまいましたが、その後あまりに格好良いのでいつか正式メニューに!と思って企画を温めておりました。
そこで今回別注企画をするに当たっては、もちろんこの白も検討しましたが白スェードは春夏向きカラーですので今回はそれはNG。
そこで秋冬カラーの渋めの色にすることにしました。
そしてその検討段階で出たのが次の各色。(色出しサンプルです)

いかがでしょうか? スェードでも色鮮やかに染まるでしょ。
白はもちろん、ネイビーやイエロー、オレンジまで...。
イエロー、オレンジはさすがに派手ですね〜
靴担当北より一言:スェードの工程について
スェードの名称は、広く一般的に知られていますが一体どのような工程で作られるかご存じですか?
まず、皮は革へと鞣(ナメ)しますがその後、どのような加工の革にするかで種別され、そこで一般的に革の表と裏のどちらを使用するかを決めます。
革は表裏使うことができ革の表を銀面(ぎんめん)と呼び、裏を床面(とこめん)と呼びます。
スェードは、皮の毛が付いていた銀面と呼ばれる表側の面を使わず、裏側である床面側を使います。
またスェードに用いられる動物の革は牛・山羊・羊等がありますが靴は大体、牛を使います。
そして、牛革の床面をサンドペーパーなどで擦り起毛して毛羽を持たせると革がスェードになるのです。スェードとは加工方法のことを言うのですね。

その他、スェードと似たような革でベロアと呼ばれる革がありますがこちらも同じく床面を起毛させます。
ただ、スェードが主に子牛を使用するのに対してベロア成牛を使用しますのでスェードよりも毛足が長く、毛の向きもややバラつきがあります。

今回企画した物は キップ(子牛)スェードです。
キップの方が毛足も短く生地で言えばベルベットのような風合いで高級感があるからです。
こういった知識はスェード靴の善し悪しを決めるにあたって1つの目安になりますね。

さて、
この多色展開のスェードサンプルの中から色々と検討しましたが今回の企画では1色だけ、しかも限定8足にてご紹介することにします。
1色ということで、色々悩みました...
ネイビーは夏っぽいですし、イエローは派手、黒は定番なので持っている方も多いかも...
様々な場面を想定して、ここはオン・オフで使いやすそうなダークブラウンで製作することにしました。※モニターの状況では若干の色の違いがありますので予めご了承ください。

オフでは、グレイのパンツやジーンズ、ベージュのチノパンにも合いそうですし、オンであればネイビースーツやミディアムグレイ、チャコールグレイのスーツとも相性が良さそうです。

ところで、 何故に8足限定なのでしょうか??
実は1枚の牛の革、当社ではキップ(子牛)ですがその1枚の革から靴を作るにあたって革を無駄なく取ると10足分位取れます。
しかしスェードの場合は毛並みの良い所を選んで使用しますので特に素材にうるさい当エトスでは8足分しか取れません。
ちなみに成牛では当然体積が大きいので8足以上取れますが、その分革の質が落ちてしまいます。
それで今回は8足限定といたしました。
もちろんご予約のお客様が増えれば8の倍数で追加生産出来ますのでご希望の方はお申し付け下さい。

また、数量限定となるとデザインも限定されてしまうのでしょうか?
いえいえ、ご心配なく。
チャッカーブーツでもストレートチップでも当社のデザインの中でしたらなんでも出来ます。
この辺は受注生産で製造しているメリットですね。

私のお薦めは、カジュアルでしたらブリティッシュUチップ・チャッカーブーツ。
ビジネスでしたらストレートチップ、プレーントゥが良さそうです。

その他に革底はいつもの通りレザーソールでご注文お受けいたしておりますが今回のスェード靴に対してビブラムソールではなくスェード限定ソールとしてビブラムソールより柔らかいラグソールと呼ばれるゴム底を使用します。

何故ラグソールかと言いますと...
...スェードは革質が柔らかいため頑丈なビブラムソールだとスェードの柔らかさとビブラムソールの硬さがぶつかりあってスェードの良さが損なわれる可能性があるからです。
う〜ん、ここまで考えて素材を吟味するところがエトスなのです!

ちなみにお値段の方は靴底はどちらでもお値段 29,400円(税込)と変わりません。
   ※ホールカットも同じく 34,650円(税込)です。

只今、見本靴を製作途中なので実際に皆さまに現物をお見せ出来るのは早くて12月中旬になりますがご興味の有る方は見本靴完成後、店頭の現物をご覧になりにぜひお越し下さい。もちろん、見本靴でのご請求もOKです。

見本靴の完成後、店頭にてご覧になりたい方がいらっしゃいましたら後日ご連絡いたしますので見本靴の請求画面よりスェード希望と連絡事項にお書き添えの上、必要事項のご入力頂ければ店頭に見本靴が揃い次第優先的にご案内いたします。
どうぞよろしくお願いします。

今回は皆さんのスーツやカジュアルスタイルのコーディネートにお役に立てればと思いこの企画を立案しました。

あ〜っ、誰か寂しい僕にスエード靴をクリスマスにプレゼントしてくれないかな〜?