
日本的な「
師匠の弟子」の関係は、弟子を育成するとはいっても最初は下積みとして身の回りの世話や小間使いのようなことばかりさせると言います。
師匠の芸や技を学びたいという弟子の気持ちをよそに「言わず語らず」「肌で感じろ」と、毎日「掃除しろ」「茶を入れろ」「肩をもめ」ということばかりです。
一見、非合理な指導方法ですが、実は欧米式のマニュアル教育では成し得ることが出来ない良さがあります。
それは、弟子が師匠から何とか技術を習得しようと、懸命に
“カン(勘)”を働かせて盗み取ろうと自ら物事に取り組む姿勢がつくということ。
そうして、師匠の芸や技を獲得し、時として師匠の芸や技をも超えてしまうような能力を生み出してしまうこともあり得るのです。