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サンプルシューズ、インプレッション!?
2006.5.1 東京店:北 執筆
今年の桜は昨年より早く咲き始め、お花見を楽しむ間もなく、気付いたら散ってしまっておりました。
気温も日毎に高くなり、春眠暁を覚えず状態な日がやってきそうですね。
木々も
薄紅色
から
新緑
眩しい季節へと移り変わろうとしており、そんな自然から社会に視点を移すと、新社会人達が新たな環境になれ、少しずつ
一社会人としての自覚
という
芽
が出始めている頃かと思います。
皆様の周りではいかがでしょうか?
さて、春うららなこの季節に私どもも新しい
自社製靴の
芽
を出すべく、前回ご紹介した靴メーカーにサンプル靴の製作を依頼しておりましたが、そのサンプルシューズが、たった今出来上がってまいりました。
正直、今回の更新案内に間に合うかどうか不安でしたが、何とか無事完成し
ホッ
としているところです。
では、早速皆さんにご紹介をいたします。
前回迄の経緯をご存じない方はこちらをご覧下さい。
>>>
http://www.ethosclub.com/rep/06/0327/index.html
先ずは、靴の出来具合を検証するべく、先日の(1)木型(2)デザイン(3)製法(4)革(5)ソールについて考えてみました。
■ (1) 木 型 ■
靴の履き心地と全体的なシルエットを左右する木型。
オーソドックスなラウンドトゥの木型をチョイスいたしました。
今時の爪先の長い靴よりも華やかさは少々足りないですが、
飽きない形で良い
のではないでしょうか。
■ (2) デザイン ■
内羽根式
の紐靴です。
正面から見ると、紐靴の甲革部分が竪琴のように見えるのが特徴で、その周りにメダリオンを施し、少しボリューム感を
プラス
しております。
■ (3) 製 法 ■
定評あるグッドイヤー製法で依頼しました。
リペアのし易いこの製法は、靴を長く愛用する上では欠かせなく、コバ
(※)
の処理も丁寧で仕事の正確性が分かります。
(※)
:コバとは?
靴底(ソール)と甲革(アッパー)を結ぶ細いウェルト(細革)部分とを縫い合わせている部分です。
■ (4) 革 ■
メーカーにサンプル製靴を依頼する際、革の種類は沢山ありましたが、いつもは国産高級キップに見慣れている為、海外の皮革メーカーとの違いにピン!ときませんでした。
そこで、海外の一流タンナーとの違いを知る為、フランスはプイ社
(デュプイ社)
のレザーを使用した経緯があります。
さてさて、出来映えは、いかがでしょうか...
最初、磨いていない状態では国産キップとハッキリとした違いはなかったのですが、いざ磨いてみると革の光り方が良く、驚きました。
写真を撮っている私の姿が革に映っているの分かりますか?
■ (5) ソール ■
ソールは、いつもでしたら靴底に縫い糸が見える仕上げでしたが依頼したのは縫い糸が見えない
ドブ伏せ縫い
仕様です。
早速靴をひっくり返すと、
半カラス仕上げ
になった革底が見て取れます。
半カラスも土踏まず部分が着色されていると思いきや、メーカーがアレンジしてくれたようで
V字に着色された半カラス
がなかなか洒落た仕様です。
■ (6) インソール ■
実はインソールの色も変えられるとのことで、
ダークグリーン
をチョイスしておりました。
インソールやカウンターライニング
(※)
の部分は、普通の着色していない革を使うのですが、オーダーということもあり、遊び心を加えてみたのですがいかがでしょうか?
(※)
:カウンターライニングとは...
靴の内側、踵部分の裏のことでサイズが合っていないと、この部分に踵が当たり、最終的 には穴が開いてしまうこともあります。
■ (7) フィッティング ■
靴は、デザインや革がどうのこうの言っても、履き心地が悪かったらどうにもなりませんよね。
今回のサンプルシューズの履き心地はどうだろうかと、恐る恐る足を入れてみましたが、すんなり足が入り、当たり前ですが木型が違うと、履き心地も変わるものだと改めて実感しました。
サイズの足長は25.5センチで変わらないのですが足幅はEワイズでしたので、いつもよりは若干の窮屈感があります。
ただ、歩いてみて痛くないので問題はありません。
サンプルシューズの
特徴
は
土踏まずの所が、えぐれており土踏まずを押し上げるような感覚
です。
ちょっとタイトなフィッティングとも感じられますので合わない人も出てくることと思います。
この辺りは、今後の検討課題といったところでしょうか...
以上、サンプルシューズの
インプレッション
でした。
あとは今回のサンプルシューズの出来栄えを吟味し、オリジナル製靴に向けての
2歩目
にしたいところですが、
まだまだ数歩
、いや
数十歩
掛かりそうです...
ゆっくりと確実に一歩一歩進んで行くしかないですね。
(^_^;)
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